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アメリカの史上最長の政府閉鎖をわかりやすく徹底解説

政府再開に向けた法案が否決

 

25日のBBCでは米上院で政府再開への法案が否決され、政府閉鎖が長引くと報じています。

 

米上院は24日、連邦政府の再開を可能にするための法案2本を否決した。ドナルド・トランプ大統領が求める南側国境の壁建設費用をめぐる一部政府機関の閉鎖は、史上最長の34日目を迎えても終わる見通しが立っていない。

引用 : BBC

 

政府が閉鎖されていたアメリカではこれを再開しようと議論が交わされましたが、結局は否決となりなかなか再開できない状況が続いているのです。

そもそも政府閉鎖とはどういうことなのか、なぜ政府が閉鎖になっているのかを解説していきます。

 

政府閉鎖とは?

 

政府閉鎖とは、政府機関が閉鎖されることであり、特に議会で予算案の成立が難航することで期限切れとなり、政府庁舎が閉鎖されることを言います。

アメリカでは法律で予算不足の際は緊急のものを除き、業務を停止しなければならないという決まりがあるのです。

現在アメリカでは予算案で上下院にて折り合いがつかず政府閉鎖へ追い込まれることとなっています。

政府閉鎖が起きるとありとあらゆる業務が滞り、パスポートの発給業務も停止され、国立施設も営業を中断、また公務員はすべて無給休暇を余儀なくされるため収入が途絶えることとなります。

また航空各社も声明を発表し、政府閉鎖が長引くことで「長い行列」と「空域での遅延」を覚悟するように警告し、パイロット、客室乗務員や航空管制官を代表する労働組合も「政府閉鎖を理由に、われわれは組合員、航空各社、旅行客の安全とセキュリティーに対し懸念を強めている」と声明を出しました。

 

 

 

 

なぜ政府閉鎖は起きた?

 

このように政府閉鎖が起きるとありとあらゆるところに不具合が生じ、経済的にも影響を与える可能性があると指摘されています。

それではなぜ政府閉鎖が起きてしまったのかということですが、
トランプ大統領がメキシコ国境に壁を建設する予算を求めたことに起因します。

トランプ大統領は大統領選の際に、メキシコ国境に壁を建設すると公約で発表しています。それを実現するための予算を議会に提出しましたが否決され政府閉鎖に追い込まれました。

 

トランプ大統領はなぜ壁を建設したいのか

 

トランプ大統領はアメリカファーストを掲げ、自国の利益、そして自国民の利益を最優先に考えています。

アメリカとメキシコ国境は陸続きになっているため、不法にアメリカに入国しアメリカ国内で働く移民が非常に多くいると考えられています。
トランプ大統領はその人たちの安い人件費がアメリカ国民の職を奪っていると主張し、壁建設を強く望んでいるのです。

国境の壁というのはそれだけで絶大な効果があるかどうかは疑問視されており、壁建設自体はパフォーマンスの可能性も否定できませんが、移民というのは世界各国で問題となっており、それを解決するための手段として壁建設が必要という考えを持っているのです。

別の話ではありますがブレグジットも移民が問題となりイギリスのEU離脱まで発展しています。
ブレグジットについてはわかりやすく解説した記事はこちら。

【ブレグジット】英国の合意なき離脱とは??【Brexit】ブレグジット 1月24日のブルームバーグによると、 2019年3月29日に予定されているイギリスのE...

 

 

政府閉鎖の今後

 

トランプ大統領は民主党幹部との会議にて何ヶ月でも何年でも政府閉鎖をするといういわば脅しのような発言をしましたが、
現実的に悪影響が大きすぎるので政府再開に向け策を練っています。

しかしトランプ大統領は公約を忠実に実行する大統領として名高く、どこまで譲歩するのかに注目する必要があります。

政府閉鎖が長期化するとやがては経済へ影響が出てくるので、
私たちも今後の展開を注視していく必要があります。