保険

【保険の選び方】 掛け捨て型と貯蓄型はどっちがいいの?

保険の選び方

 

結婚したり子供が産まれたりと、
人生にイベントが起きた時に保険を考える方も多いと思います。

自分にもしものことがあった時、
大切な家族のために保険に入ろうと考えるのですが、
あまりにも保険を掛けすぎて生活が苦しかったりと本末転倒な結果になっている人をよく見かけます。

保険は考えれば考えるほどどれも必要に感じてくるのですが、保険の本来の目的を見失って入りすぎてはいけないのです。

この記事を読むことで、
保険の入り口となる掛け捨て型や貯蓄型といった掛け方についてしっかりと理解することができます。

 

 

この記事でわかること
  • 保険の仕組み
  • 掛け捨てタイプと貯蓄タイプはどちらがいいのか

 

 

 

まずは保険について少し勉強していきましょう!

 

保険のタイプ

 

まず保険のタイプについて整理してみましょう。
保険の掛け方は↓の2種類が主なものです。

 

 

掛け捨て型

 

掛け捨て型はその名の通り、保険料を支払うだけで特に返戻金はなく、満期まで何事もなければただただそれでおしまいの保険です。

非常にシンプルな保険で、返戻金がないため月額の保険料は非常に安価で済みます。

 

 

オリックス生命の見積りシミュレーションをお借りして計算してみると、30歳の人が死亡保険として1,000万円のプランに加入すると、
月額保険料は1,128円となり、年間の保険料として13,536円を支払うことになります。

この場合は保険期間が10年なので、
10年間支払いを続けてその間に死亡した場合は1,000万円を受け取ることのできるタイプの保険です。

月額が1,000円程度であればほとんどの人が無理なく保険に加入することができるでしょうし、
保険によって生活が苦しくなってしまうということにもなりにくい金額ですね。

 

貯蓄型

 

続いて貯蓄型の保険ですが、
掛け捨て型と比べて貯蓄型は月額の保険料は高額になります。

しかし解約をした段階で解約返戻金としてこれまで払ってきた金額を受け取ることができたりと、貯蓄も並行して行うことのできるタイプの保険です。

つまり”保険+貯蓄”タイプの保険ですね。

掛け捨てタイプと同じ”30歳の人で1,000万円の保証条件”で計算してみると、月額保険料はこうなりました。

 

 

月額保険料は20,810円となり、掛け捨て型と比較すると20倍近い保険料を支払うことになります。

掛け捨て型の1年間の保険料をわずか1ヶ月で支払ってしまうタイプではありますが、
こちらは解約返戻金といって保険を解約した段階でお金が戻ってくるので、月々の保険料が高額になっているということです。

ちなみにこの保険の解約返戻金がこちら。

 

 

下の方に書いてある7,741,320円という金額が月額保険料20,810円を60歳まで(30歳から30年間)払い続けた金額となります。
チリも積もればということでものすごい大金になりますね。

その上の8,603,700円というのが60歳になった時に解約した場合、受け取ることのできる金額(解約返戻金)です。

満期まで支払いを続けた場合、30年間で774万円支払ったものが860万円になって戻ってくるので、100万円近くお金が増えて戻ってくるということになります。

 

 

掛け捨て型と貯蓄型はどっちがいいの?

 

 

掛け捨て型の方が圧倒的におすすめです。

 

この記事はここからが非常に大切です。

まず結論からいうと掛け捨て型の方が圧倒的におすすめです。
現代ではほとんどの人が掛け捨てタイプの方が得をでき、お金を増やすことができる可能性が高いです。

しかしこれまでこの記事を読んで頂いた方は、
貯蓄型の方が支払った金額が戻ってくるし、それも100万円も増えて戻ってくるわけですからこの結論は不思議に思われると思います。

ましてや掛け捨て型など、もしものことが起こらなかった場合はお金をドブに捨てているようなものに感じるかもしれません。

この不思議を一つずつ整理してすっきり解決していきます。

 

 

 

 

保険の本来の目的

 

まず、保険に加入する目的を整理する必要があります。

人々は保険の加入を検討する際、本来の目的以外のものを付随して保険を組んでしまいがちです。

保険に加入する理由というのは”もしものことが起こった時に残された家族が困らないよう”に、という人がほとんどだと思います。

保険を検討するときはこの前提を忘れずにしっかりと把握しておく必要があります。

 

 

貯蓄型は高額手数料の投資信託

 

上のオリックス生命の貯蓄型の例で行くと、
満期にて解約した場合は100万円近くもお金が増えて戻ってきます。
100万円というのはそれなりに大金で魅力的に映ると思います。

しかしよく考えてみてください。

保険会社がなにもせず契約者全員に100万円も元本にプラスして返金をしていたらどうなると思いますか?
そんなことはできるわけもなくほとんどの保険会社が潰れてしまいます。

しかしオリックス生命の例は詐欺などでは全くなく、
しっかりとお金が増えて戻ってくるのです。

不思議だと思いませんか?

 

なぜこんなことができるかというと、
これは保険会社がなにもしていないわけではなく、
預かったお金を運用に回して運用益を出し、その利益の(今回の例では約100万円)を解約返戻金として契約者に支払っているからなのです。

そうすることで保険会社も運用益を得ることができ、
契約者も運用益の一部を還元してもらうことができます。

つまり貯蓄型の保険とは保険+投資信託ということです。
しかしここまできても一見するとWin-Winの関係に見えますね。

後述しますが、この投資信託は非常に手数料が高額で実際には損をしています。
100万円を受け取ることができればハッピーに感じますが、
本来であればそれ以上の金額を受け取ることができるのです。

 

 

保険の手数料が高額と言える理由

 

まず掛け捨て型と貯蓄型の保険料の差を見てみましょう。

毎月掛け捨て型と貯蓄型の保険料は、

 

  • 掛け捨て型 : 1,128円/月 13,536円/年
  • 貯蓄型 : 20,810円/月 249,720円/年

 

なので、差額はこうなります。

 

  • 差額 : 19,682円/月 236,184円/年

 

なんと年間で24万円近くもの金額が差額として発生します。

保険会社はこれを運用に回しているということですから、
私たちも掛け捨て型保険に加入しつつ、貯蓄型との差額である20,000円を毎月自分で運用してみましょう。

つまり”掛け捨て型保険+自分で運用”です。

 

 

 

上のグラフは貯蓄型の保険と同じように毎月20,000円を30年間、
年率6%の利回りで運用した際に30年後にどうなっているかを計算したグラフになります。

グラフの薄いグレーのライン(720万円)は毎月20,000円×30年間積み立てた時の金額、
そして上の赤いラインがそれを年率6%で運用した時の結果になります。

なんと約1960万円までお金が増える結果となります。
*年率6%設定の理由はややこしくなるのでここでは割愛しますが、過去から類推してしっかりと根拠のある数字です。

運用益は1960万なので、元本720万を引いても利益は1240万円となります。

 

 

  • 貯蓄型保険 : 100万円増える
  • 掛け捨て型保険 : 1240万円増える

 

 

単純に考えるとこうなるわけです。

仮に保険会社も同じように年率6%で運用したとした場合、得た利益が1,240万円あるわけですから、
そのうちの100万円だけ契約者へ返戻金として渡して残りの1,000万円以上を保険会社が自分たちの手数料として懐に入れているわけです。

やっていることは投資信託と同じですが、手数料が桁違いに高額というのはこういうことなのです。

 

 

 

 

資産運用は誰でも簡単にできる

 

ここまでで貯蓄型保険の手数料が非常に高額だということが分かったと思います。

しかし、

「自分で運用なんてできない。。。」

と思われている方もたくさんいらっしゃると思います。

 

そんな方に朗報で、現代の投資というのは誰でも時間をかければ簡単にお金を増やすことが出来ます。

 

年率6%という利回りは、株式で運用した際の想定利回りであるため、
株式での運用が難しいと感じられる方も多いでしょう。

確かにひと昔前であれば、
証券会社まで出向き、証券会社の営業と銘柄選定をしたりして購入したりしていたので、
なかなか難しかったかもしれません。

しかし現代ではネット証券が非常に発達し、
また商品もETFやインデックス投信などの登場により誰でも比較的安全に資産を増やすことが出来る時代になっています。

運用についてはまた別記事で紹介したいと思いますが、
最初に簡単な設定をしてあとは放置しているだけで勝手に積立投資を行ってくれる時代です。

誰でもできる資産運用(長期投資)には、”お金を増やすのに時間がかかる”というデメリットもありますが、貯蓄型保険に加入して高額の手数料を30年間も支払い続けるよりははるかにメリットが勝るのです。

 

保険は保険、貯蓄は貯蓄

 

保険の本来の目的は”自分にもしものことがあったときに残された人が困らないようにするため”です。

保険には保険だけの機能で十分なはずなのに、
貯蓄機能などいらないものをつけてしまうことによって、
いつの間にか自分のお金が減っていってしまうことに気づかなければならないということです。

こういった知識をつけるだけで、
将来の自分の資産等のは劇的に変化させることができます。