お金

投資よりも銀行預金の方が怖い理由。

投資は怖いものでもギャンブルでもない

 

日本人は学校でお金に関する仕組みなどを教わることはないので、投資に関する知識やイメージというのはテレビなどのメディアによって作られたものが大半です。

また日本人は投資をしている人の割合が先進国の中では極端に低く、これは金融リテラシーの低さを露呈すると言われます。

 

 

上のグラフは日本銀行が出している日本と欧米の家計の金融資産を比較したグラフですが、株や投資信託のリスク資産の比率が日本と欧米では全く違うことが示されています。

ネットなどでは”投資は怖い”といった意見や、”株はギャンブルだ”といった意見を目にすることがあります。
もちろんその気持ちは理解できるのですが、投資はギャンブルでもなければ怖いものでもなく、どちらかと言えばしていかなければならないものだということを理解する必要があります。

 

 

なぜ”投資は怖い”と感じるのか

 

”投資”や”株”などという言葉を聞いてどんなイメージを持つでしょうか?
私の友人にこの質問をすると、パソコンの画面を複数並べ、常にモニターと向かい合っているイメージと言っていた人がいました。

テレビなどで特集を組まれていたりしてよく見る光景ですね。
1日で何億円の利益を上げたとか、1時間で何千万円も損失を出したとかそんな話をよく聞くと思います。

こうやって聞くと非常にリスクがあり怖い話のように聞こえるのも無理がありませんが、これらの人は株などの取り引きを仕事として行っている機関投資家か、もしくは専業投資家というプロの人たちがやっていることで、一般の人がこんなリスクを取った行動をする必要はないのです。

 

 

 

 

そもそも投資とは

 

そもそも投資とは有望な企業の株を購入し何十年という単位で長期保有をすることが根本の考えとしてあります。
つまり購入したら最後、特にやることはなく、その企業がしっかりと自分の思い描いた成長を続けているかを見守っているだけなのです。

自分が思い描く持続的な成長がみられるようなら保有をし続け、買い増しをしてもいいでしょう。
もし自分の思い描いていた成長がみられないようなら売却をしてほかの投資先を探すのです。

それに比べ、テレビで放送されているような内容は短期投資に分類されることが多く、毎日何回も売買することにより株価の差額を利益として計上しようとしています。
この方が資金を効率的に増やすことができるのですが、こんなことが出来るのは一部の天才だけで、これを一般の人がやるとほとんどの人は破産の方向へまっしぐらとなります。
ですからこれを”できない”と理解することが投資初級者から抜け出すことができる一歩なのかもしれません。

これまで一般人は長期投資だけでも十分だと言ってきましたが、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏でさえ「S&P500に投資し続けるだけでいい」と断言しており、ETFが誕生した今、銘柄選定の必要もなくただひたすら買い続け長期で保有し続ければいいとさえ言われています。

つまり投資は極端に言えば永続的に買い続ければいいだけで、自分の余剰資金ができたり、投資した先から配当金をもらったりしたらそれをまた再投資するだけでいいのです。

これは資本主義経済では長期的に緩やかな成長を続けていくシステムになっているので、長期投資を続けているだけで経済そのものの成長の恩恵を受けることができるということです。

また、現代では全世界をまるごとカバーできるようなETFを購入することもできるので、リスクがある個別株をわざわざ選ばなくてもセクターを丸ごと購入してもよし、それも怖い人はS&P500などの指数連動を選んでもよし、それもあまりわからない人は成長しそうな国を選んでもよし、さらには世界を丸ごと買ってもよしと自分にあったリスクで長期投資をすることができるのです。

しかしテレビなどでこんな光景を放送したら、放送などする材料もなく5分番組で終了するか、放送時間を延ばせば確実に放送事故になるので間違ったイメージが蔓延して”投資は怖いもの”という印象がついてしまっているのです。

 

 

むしろ投資はしなければならない

 

”投資はよくわからなく怖い”というイメージや”むずかしい”といったイメージが日本では広がっています。

確かに少し前であれば、証券会社に出向いて銘柄を選定し窓口で購入なんてことになっていたと思いますし、今よりインターネットが発達していないので情報の入手先は限られていました。

しかしながら現代では調べれば何でもネットで分かる時代になりましたし、ETFの登場で投資の難易度というのは飛躍的に下がっています。

下のグラフは下記の2パターンを検証したものです。

 

  1. 毎年100万円を40年間貯蓄した場合
  2. 毎年100万円を貯蓄しそれを利回り5%で運用し続けた場合

 

40年間 年間100万円を利回り5%

 

貯蓄した場合は100万円×40年間で当然4,000万円となりますが、利回り5%で投資をした場合は1億2000万円と3倍もの差が出るのです。
利回り5%という数字についてここでは詳しくは触れませんが、長期的に見た場合はまったく無理のない設定になっています。

また40年間もあれば物価も飛躍的に上昇している可能性も大いにあるため、4,000万円を貯蓄したとしても、今と同等の価値として4,000万円を使うことが出来るわけでもありません。

投資で損をするリスクももちろんゼロではありませんが、長期で投資をしていけばそのリスクというのは格段に減らすことができますし、現金で貯蓄していたとしてもインフレによって実質的には損をしているということに気づかなければなりません。