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学資保険がいらない理由【超絶損】

学資保険は超絶損します

 

「子供が生まれたら学資保険」

なんとキャッチーな保険会社のセールストークなのでしょう。

「国民の2人に1人ががんになる時代」

と並んで非常に巧みなセールストークだと思います。

そんな巧みなトークに誘われてか、
学資保険の加入率は6割前後ともいわれています。

半数以上が加入しているこの学資保険ですが、
果てして本当に加入する必要があるのでしょうか。

ここでは学資保険について解説をしていきます。

 

学資保険とは?

 

学資保険とは、「将来の子供の教育費(学資)を貯めるための貯蓄型の生命保険」です。

 

学資保険は生命保険

 

ざっくり分類すると学資保険は生命保険に分類されます。

一つずつ解説していきます。

学資保険は親が契約者となり、
一定期間学資のために毎月定額の貯蓄をしていく保険になります。

この契約期間中に親(契約者)が死亡した場合、
残りの保険料が免除になることから生命保険に分類されています。

 

契約期間のある貯蓄型生命保険

 

学資保険は契約期間を決めてスタートするタイプの保険となり、
一般的に学費が一番かかるとされる大学入学時前後まで契約をする人が多いです。

満期となれば満期返戻金が受け取れ、
それまでに解約をしてしまうと違約金という形でこれまで貯蓄した金額が元本割れにて戻ってきます。

だいたい18年間くらい毎月積み立てて子供の教育費に充てるというパターンが多いです。

 

 

 

 

学資保険のメリット・デメリット

 

まずは学資保険のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

学資保険のメリット

 

契約者が死亡した場合、残りの支払いが免除される

 

学資保険は契約者(親)が死亡した場合、
残りの期間の払込金は免除されますが、満期になれば満期返戻金が支払われます。

これが学資保険の一番の魅力であり、
また、生命保険の一部に分類される所以ですね。

 

強制的に貯蓄しやすい

 

学資保険は15年間や18年間など長期で契約し、
毎月強制的に貯蓄が行われるため貯蓄がしやすいとされています。

 

満期返戻金が払込金額を上回ることがある

 

満期返戻金とは保険が満了した際に戻ってくる金額のことです。

これが今まで支払った金額を上回る商品があります。
例えば300万円払込を行い、330万円の返戻金があれば110%の返戻率ということになります。

 

 

学資保険のデメリット

 

積立期間中は資金が拘束される

 

契約期間中にどうしてもお金が必要になったとしても、
学資保険というのは少しだけ引き出すといったことはできず解約することになります。

契約期間中に解約すると違約金のような形でこれまで払い込んだ金額よりも少なくなって返戻されることになります。

スマホの2年契約と同じようなイメージでしょうか。
満期までに解約をしまうとどうしても損してしまいます。

 

 

固定金利のため金利変動リスクがある

 

これは少しややこしい話ですが、
学資保険は契約の際に返戻金が決まっていることが多いです。

上の例で考えてみると、

払込金額 : 300万円
払込期間 : 18年間
満期返戻金 : 330万円
満期返戻率 : 110%

の学資保険に加入した場合、
単純計算で18年間で10%の利息が付いたことになります。

これを年利換算すると、
毎年1%前後の利回りにて運用したことになります。

今の日本は超低金利時代なので1%の利回りは銀行預金では到底見込めませんが、
金利というのは常に変動します。

もし銀行預金の利回りが2%になった場合、
学資保険に預け入れているものは金利面で損をしてしまうというリスクがあります。

 

インフレに弱い

 

教育分野というのは非常にインフレしやすい分野です。

契約した年の大学の学費が300万円だったとしても、
実際に使うことになる18年後には学費が今より高騰している可能性が高いです。

 

 

上図は授業料のみの推移ですが、
18年間もあれば倍にまでインフレする可能性もあります。

学資保険の利回りがこれを上回れなければ、
別途費用を捻出する必要があります。

 

 

 

 

学資保険は必要なのか

 

結論 学資保険は不要

 

約6割の人が加入しているともいわれている学資保険ですが、
ほとんどの人が不要です。

貯蓄型保険は一種の投資商品ですが、
非常に利回りの悪い商品です。

下でひとつひとつ解説していきます。

 

 

まずは学資保険の中身を理解する

 

学資保険は上述のように生命保険+投資信託のセット商品です。

どういうことかを解説すると、

  • 親(契約者)が死亡した場合、残りの支払いが免除される(保険金を受け取れる) → 生命保険
  • 満期を迎えた場合元本に対し数%上乗せされたの返戻金を受け取ることができる。 → 投資信託

これがセットになった保険ということですね。

保険というのは複雑になればなるほど手数料が高額となり、
契約者が知らず知らずの間に損をしているケースが多いです。

学資保険の場合は子供の教育費ということが目くらましとなっていますが、
保険の部分の実態はもしものことがあったときにお金がもらえる生命保険なのです。

 

保険は保険、投資は投資で考える

 

生命保険はシンプルに掛け捨てが一番安く済みます。

掛け捨てというのは自分で払ったお金が戻ってこないので敬遠されがちですが、
保険本来の形は掛け捨ての保険で、貯蓄型などは保険会社が儲けるために派生して作られた商品なのです。

貯蓄型の保険というのは高額の保険料を支払い保険会社が受け取った保険料を投資して運用しています。
保険会社が運用してくれている代わりにその運用に対して手数料を支払うというのが実態であり、
その手数料は非常に高額なことが多いのです。

保険会社がどれだけ投資益を出しているかの目安は、
下の記事で分かりやすく解説しているので、
なんとなくは理解してもらえると思います。

 

投資で資産はどれだけ増えるのか?株や債権、銀行預金など、投資先によって資産運用はどれだけ変わるのかということをまとめた記事になります。 長期で資産運用を行う場合、利回りの相場を知っておくことは非常に大切なことです。...

 

 

学資保険も実態は貯蓄型の生命保険なので、
保険会社が運用してくれる代わりに見えない手数料を保険会社に払っています。

満期返戻金が110%の学資保険が存在するということは、
保険会社が受け取った資金を運用してそれ以上の利益を手にしている証左であり、
その差額が見えない手数料なのです。

 

資産運用は難しくない

 

結論としては学資保険は掛け捨ての生命保険を増額すれば済む話なのです。

たとえば500万円を、もしもの時の学資として用意しておきたい場合、
500万円の掛け捨て生命保険であれば月額600円程度で加入することができます。

毎月600円前後の支出であればなんとかなると思えてきますよね。

500万円を学資として18歳までに貯蓄する場合、
毎月24,000円前後貯蓄する必要があります。

経済状況にもよりますが、
半分程度は投資に回してもいいかもしれません。

あらゆる金融商品が発達し、インターネットで簡単に購入することもできるので、
以前と比較して投資へのハードルや難易度は格段に下がっており、
誰にでも行うことができます。

投資については別記事で分かりやすく解説しているので、
ぜひチェックしてみてください。

 

誰にでもおすすめのできるETF5選!おすすめのETF このブログでは開設以来一貫してETFやインデックス型の投資信託を勧めてきました。 今回はそんな中でもE...

 

学資は使う時期が決まっている

 

注意しなければならないのは、
学資は子供が生まれた段階で明確に使う時期が決まっているという点です。

老後の資産を運用していた場合、
証券を売ろうとしたときに株価の大暴落が起きていても、
ある程度戻るまで待つ時間はあります。

ただ学資というのは子供が生まれれば18年後に大学入学の費用が必要と、
明確に使う時期が決まっている珍しいものです。

なので学資を貯めていくうえで確実性というのは非常に重要なファクターになります。

毎月の貯蓄分をすべて投資に回してしまうのはリスクが大きくなるので、
ご自身の年収、資産状況を鑑みて検討してみるといいと思います。