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ソニーが自社株買いを発表!自社株買いが行われるとどうなる!?

自社株買いが行われると株価はどうなる??

 

 

2/8のBloombergによると、ソニーが発行済み株式総数の2.36%に当たる3000万株、金額にして1000億円を上限に自社株買いを行うと発表したと報じています。

実施期間は2月12日から3月22日までとなり、市場にて買い付けを行うとのこと。
企業価値の増大と配当を通じた利益還元を基本とする中、財務や株価の状況を考慮したとされています。

さて、ここで報じられている自社株買いとはどのようなことなのでしょうか?
また自社株買いが行われるとその会社の株価はどのように変動するのかも含めて詳しく解説をしていきます。

 

 

そもそも自社株買いとは

 

 

自社株買いとは

自社株買いとは、企業が発行した株式を、その企業が市場の時価で買い戻すことをいいます。
企業は、買い戻した後に消却することで発行済み株式数を減らすことができます。その結果、1株当たりの利益や資産価値を向上させることになり、経営指標を良くすることができるのです。
投資家にとっては発行済み株式数が減ることで、1株当たりの配当金の増加などが期待できます。

出典 : SMBC日興証券

 

”自社株買い”とは読んで字のごとく企業が自社の株を購入することをいいます。

基本的は私たちが購入するのと同じように、市場価格で購入される場合が多く、株価の下落時を狙って行われることもあります。

 

 

 

 

自社株買いが行われると株価はどうなる?

 

株価は基本的に上昇する

 

さて、肝心の自社株買い後の株価の変動ですが、結論からいうと自社株買いが行われると基本的に株価は上昇します。

まず簡単に株価が上昇するまでの流れを見ていきましょう。

 

  1. 企業が自社株買いを行う
  2. 自社株買いをした株を企業が消却する
  3. 市場流通株数が減少する
  4. 1株当たりの価値(株価)が上昇する

 

なぜ自社株買いされた株が消却される?

 

これが驚きかもしれませんが、企業は自社株買いをした株というのは消却される場合が非常に多いです。(消却されない場合もあります。)

今回のソニーであれば1000億円という大金をつぎ込んむにも関わらず消却する理由とはなんなのかということですが、その理由は上の流れを理解することで解決することができます。

まず前提として企業としては株価を上昇させることで多くのメリットを生むことができます。

そして自社株買いによる株価上昇の場合であれば、③の株式流通量を減少させるということが非常に大切になってきます。
企業の価値(時価総額)というのは自社株買いをしてもそこまで大きく変動することは基本的にはないので、ここではわかりやすく時価総額を固定して下の条件で考えてみます。

 

  • 時価総額 100億円
  • 発行済み株式総数 100株

 

時価総額=発行済み株式総数×株価

なので、この時の株価は1株=1億円となります。
そこで企業が50億円分(50株)の自社株買いを行ったとします。
すると発行済み株式総数は100株から50株となるため、株価は↓のように変動するのです。

 

  • 100億円(時価総額)÷ 50株(発行済株式総数)=2億円(株価)

 

これが自社株買いによって株価が変動する理由です。

アメリカでは自社株買いは盛んに行われているのですが、日本企業はなかなか株主還元目的の自社株買いというのはまだまだ少ないです。

そんな中今回ソニーは株主還元目的でも自社株買いを発表したことは非常に素晴らしいですね。
資本主義とは企業は利益を株主に還元するものとして定義づけられており、アメリカでは配当や自社株買いで株主利益第一の考え方が非常に高く進んでいます。

結果として市場が上昇してプラスサムゲームとなっているので、日本もアメリカに習ってこのような企業が増えてくれば市場はバブル最高値に向かっていけるのかもしれません。